いじめと自殺


ここ最近、イジメや自殺のニュースが非常に多く感じます。今日の新聞の夕刊にも大きく取り上げられていましたが、私が小さい頃はニュースやテレビ、新聞を見なかったせいか自殺などあまり聞きませんした。その反面、小学校から中学、高校と大なり小なりのイジメはあったのは事実です。組織になれば、強いものがリーダーとなりそしてそこに人が群れる。弱いものを見つけてはいじめる事により、その組織を、又はそのリーダーの地位を強固にする。今思えばそんな図式が裏にはあったのかも知れません。昔であれば、誰かがいじめられると本人又は第3者がこっそり先生に報告し、そして先生が対応していたような記憶があります。その報告した人を「チクリ」などと言っていたと思います。

しかし、最近ではそのような事がないのでしょうか?友達に相談したり、或いは誰かが先生や保護者に言ったりしないのでしょうか?つらい思いをした時に、そのつらさを一人で背負い、そして選択肢として死がある。その考え方が生まれてしまうこの世の中がおかしいように思います。

教育再生会議の8項目の緊急提言を見ると、中には政府が教育者(先生)を苦しめるような内容でもあると思います。1クラス20人から30人いる生徒を、学校のある時間だけでその小さな変化に気付くのも難しいです。しかし、事が起きてしまったら、学校の責任、先生の責任となります。 子供達を見る大変さは当事者である教員にしかわからないことですが、外部から見ても身を削るような仕事のように思えてなりません。

以前、話題になった学級破壊、そして昨今ではイジメ問題などの原因は、主観ではありますが家庭にあると思います。核家族化が進み、共働きが増えた。その結果、親(保護者)は、子供達と触れ合う時間が少なくなり、小さな変化に気付かなくなってしまった。そして子供も、親と2人になるときが少なく、相談や助けのメッセージを出す機会が減少してしまい、一人で抱え込んでしまう。そして、テレビやインターネットなどの情報化社会とテレビゲームにより「死」という情報が自然に入り、イジメの苦痛からの脱出方法として自殺という悲惨な選択肢を選ぶようになった。

主観ではありますが、私にはそう思えてなりません。私の場合は、母が専業主婦で常日頃より私の見方になってくれ、そして小さな心の変化に気付いてくれた。そんな環境に居たからこそ、今の子供達は少しかわいそうな気がしてなりません。

私は、このしゃらくが「子供達の心の叫び」を掬い取ることが出来るような地域に根ざしたNPOになればと強く思います。

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寂しい一日


今日の事務所はず〜と一人でした。みんな尼崎や大阪へ仕事に出向き、寒い中一人で過ごすのは寂しいもんです。

また、寒くなってきたせいか、相談者も減少しています。土曜日は元々来訪者数は少ないのですが、最近では全体的にそういえます。今日も相談者は1件あったものの、ほんの数分で終わりました。こんな時に限って、普段顔を出してくれる方も来ない。忙しいときに限って、色んな方が遊びにきてくれる。そして暇なときは誰もきてくれない…。寂しいです。

皆さん、センターに来てください。人の声が聞こえてこないセンターは、しゃらくらしくないです。

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公園デビューと地域デビュー


公園デビューは、子育てや近所付合いなどを通して地域との付合いをもてます。新婚さんにしたら、その壁すら大きなハードルかも知れません。それを乗り越えれば、ご近所付合いが生まれ、仲間ができます。

しかし、長年会社勤めをしてきたお父さんの仲間といえば、会社の同僚が一般的です。定年退職して会社を離れると、会社以外のところで活動し、仲間作りしなければなりません。

そこでお父さんの「地域デビュー」です。会社社会から地域社会に帰り、地域デビューをする。それを切っ掛けに、地域でのボランティア活動やNPO活動を行う。そうすれば、地域社会は潤い、シニア層の生きがいにつながる。

と、そう簡単にいきません。退職後、有り余る時間を過ごしている人に対して、NPOの講座を誘っても、「私には向かない」「私はいい」と言う。また、「何とか時間を過ごせている」などの意見もある。そんな方々に対して如何に地域デビューを勧めるかが大きな課題である。

何かよい方法はないものか?そんな事を常日頃から考えている。なにかよき方法があれば、教えてほしい。また一緒に考えていければと思います。

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確かな未来の構築 昨日の続き!


NPO法が施行されて、まだ10年経っていない。そのような現状の中、NPOの数は鰻上りに増えている。兵庫県だけでも1000団体を超えている。これだけのNPOが、社会を変えようと考え、そして自らのミッションのもとに日々活動すれば、それは地域社会にとって非常に有効であるし、衰退してきた地域社会に歯止めがかかるであろう。しかし、この1000あるNPOの中で実質活動している団体は少ないように思う。

なぜ、少ないのか?それは活動をする際の資金が足りない、また収益性が低いことにある。勿論、企業とは違い、最大利益を出すために活動をしているわけではなく、あくまでも社会的ミッションのために活動している。その為、収入が2の次3の次になることは仕方がない。しかし、それでも少なすぎる。

NPO法人としてうまく運営できている団体を見ると、大きく2つに分けることが出来ると考える。

?NPO法人らしく、多くの方から会費を集め、会費収入での運営。                               ?行政からの委託或いは補助を受けての運営。

?に関しては、一番NPO法人らしい。しかし、NPOの数が増えれば増えるほど会費収入が減る?とも考えられ るし、何かの縁やバックボーンがない限り、そう簡単に集めるのは難しい。

?に関しては、補助や委託はいつかは切れる。指定事業所も、国の方針によって収益が大きく左右される。

?と?両方の共通点をみると、その収入ではなかなか福利厚生や子供が大きくなるにつれ重なる出費に対応できる給料を払うことは難しいように思う。要するに、そこには確かな未来が私には見出せないのである。

そこで私達が目指すNPOは、?企業と同じ考えにて、収益性ある事業を行い、そこにNPOらしさをだす。?収益性は低いが、社会的ミッションを掲げ、NPO法人として事業型事業を行う。?委託や補助により、収益のでない活動を行う。である。

「収益を上げる」企業のように最大利益を追求する。そんな事をNPO法人のスタッフである私がいうと、大きな反発を買うかもしれない。しかし、それがNPO法が施行されまだ10年の歴史もないNPOに植えつけられたイメージであり、ボランティアの延長だという概念から抜け出せていない事を意味していると考える。

大切なのは、NPOらしさを出せる利益を追求し、そしてその利益を社会活動へシフトすることである。要するに、お金儲けをする事に注目するのではなく、儲けたお金の使い方がNPOとして大切なのである。

結論をいうと、NPO法人しゃらくを常勤スタッフと正会員様と運営する上で、私達はある一方では企業体であるかのごとく、利益確保を考え、もう一方ではその出た利益を働くスタッフに対する報酬と社会保障、そして残りを社会的ミッション度の高い活動にお金を移していくことである。決して、最大利益を追求していくのではなく、NPOらしい利益追求をしていくことである。だから私達は、企業から多くを学びたい。そしてそのマーケティング手法を取得したいと考えている。

しゃらくは、そんなNPOを目指している。その第一弾として、悠楽事業があり、そしてその悠楽事業は、来年度旅行業を取得し、利益基盤を構築する。

「確かな未来」までまだ程遠いが、利益追求と社会ミッションのバランスをとりながら、スタッフに対する福利厚生、退職金制度の導入を心みたい。それが、NPO法人しゃらくで働くスタッフに対する最低限のマナーだから。また、継続運営することにより、より県民市民に貢献したいと考えるから。

10年後、NPOと企業の共同体のようなNPO法人が、しゃらくであることを私達は目指します。

                                                            小倉 拝

意見のある方、受け付けます。議論しましょう。




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10年先のNPOと私


10年先を見据えてNPO法人で働いている若者は何人いるだろうか?そんな事を昨日あったひょうごんユースのラジオ収録の場で「10年先のNPOと私」と言うテーマで話あった。

まず、私個人的な考えから話すと、私達は「社会を少しでも変えたい」、そして「自分に素直に生きたい」という思いから、一般企業を退職してNPO法人を設立した。そこにたどりつくまでにも、大きな勇気と決断がいった。なぜならば、安定した収入を捨て、福利厚生と言う今の保障と未来の保障を捨てたからだ。その道を選んだ時点で、結婚や安定した生活にたどりつくには、会社との運命共同体ではなく、、自分の努力と運が頼りになる。

そしてこの世界に足を踏み入れ、思いを形にして事業を行い、収益を出すその難しさをしる。希望をもってこの世界に入ったのに、将来が見えてこない。一緒に働いてるスタッフ同様で、代表と言う立場から考えても、仲間の未来を考える不安になる。

「確かな未来」がほしい。その為にはどうしたらいいのか、確かな未来とは何だ。確かな未来を手に入れるためにはどうしたらいいのか?今の志を維持しつつ、そんな事を日々考えている。

明日に続く。


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飛躍する「神戸っ娘」


今日はきれいな秋空で非常に気持ちのいい天気でした。夕方、少し雨が降りましたが…。

今日は入れ替わり立ち代り人の出入りがあり、事務所から外に出る事はなかったものの、その対応に終日終われました。外に出ないときこそ、デスクワークをしっかりこなすよう心がけていますが、うまくいかないものですね。

さて、本日「神戸っ娘」さんが集金がてら事務所によっていただけました。様々な面でネットワークを潜在的にもっているためか、急成長しています。しかし、今まで商店街に置いていただいている商品の売れ行きは伸び悩んでいました。

しかし、本日の集金にて「ボチボチ商品が出ている」とのことです。ん〜すごい! 普及するにはもう少し時間がかかるかな〜と思っていましたが、その時期がもぅ来てしまいました。神戸っ娘さん自身も既に新しい商品を立案しています。このまま行くと、本当に面白い展開が待っているかもしれません。

後は小さなビジネスとはいえ、取引する上での書類関係とホームページを持つことでしょう。また、普及啓発を行うためにも、講座の開催を行ったりするアプローチを来年の頭からしていってもいいかな〜と思います。

話が変わりますが、8月からNPO法人設立相談が多くありましたが、ここ最近新規での相談が減ってきました。何故でしょう??


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営業の難しさ(センター長日記)


最近、本当に寒いです。朝と昼の温度の差があるあまりに、風邪を引きそうです(しゃらくスタッフも約1名風邪で休んでいます)。皆様も風邪をひかないようお体ご自愛ください。

さて、本日は営業三昧でした。営業を行い先方とお話する上で、「伝え → 理解して頂き → 協賛・協力」して頂くのはそう簡単な事ではありません。どんなにいい企画であっても、それを伝える難しさ、伝えることが出来ても、理解して頂くのもまた苦労、そして協力までもって行くには、エベレストの頂上に上るくらい大変。

勿論、私自身がまだまだ未熟で経験不足ってのもあるのだと思います。毎回、お話をさせて頂いた後に、その反省を自分の中にまとめて、次回の営業につなげるよう心がけています。しかし、人を前にした際、思うように行かないのが事実です。こればかりは、経験がモノをいうのかも知れません。

前職でも営業が基本でした。その際は自分の納得のいく成績を残せていたと思います。それは、「形あるモノを売る」と単純なモノだったからなのかもしれません。今、私が営業しているのは、形のないサービスの提供です。伝え、相手の頭の中でイメージが構築できるかどうかがポイントになります。そして、それなりの効果が見込めるかどうかです。形あるモノを売り、そしてそれが売れるとどれだけの利益が残るのか、考え方としては一緒だと思います。

こんな営業を始めてまだ数ヶ月。まだこれから経験と積み重ねて、今の分野での第一人者といわれるように早くなりたいモノです。


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たまには息抜きも必要です。


久しぶりの雨です。昨日の夜中は激しかった…。大地も水分を補給し、植物も潤ったことと思います。

大地も潤い、そして私達もたまにはストレスを発散させるための昨日の夜はスタッフ皆とのみに行きました。普段は朝から夜中まで働いています。人の何倍も働らなければ、マンマを食べていけないからです。

そんな日々を1年と数ヶ月続けてきたわけですが、それはそれはストレスがたまります。いや、たまっている気はしないのですが、知らず知らずたまってしまっているのです。

そこで昨日の飲み会。8時前から飲み始め、気がつけば夜中の2時前まで飲んでいました。そして朝、頭痛いは気分悪いわの二日酔い。私だけでなく、メンバー全員が顔色が悪い一日でした。

しかし、なんか気持ちがいい。普段仕事の最中にいえない事を、酒の力をかりて言うのはよくないかも知れませんが、たまにはたまっているものを吐き出し、息抜きをする事も大切だと思います。昨日の飲み会で膿もでました。また今日から我武者羅にがんばっていきます。


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起爆剤


どの業界でも、独立開業して簡単にはご飯を食べてはいけない。そしてリーダーは起爆剤となるものを探し、事業を波に乗せるために我武者羅になる。

上半期が終わり下半期になる。こっちの事情も考えず、無常に時間だけが過ぎていく。それはそうだ、時間だけは平等に与えられているのだから。そんな当たり前を考えながら、如何に食べていくのか?を考えそして実行に移す。どんな商売をするにしても、難しい。そして私達も心と頭を使い仕事をする。形のないものに価値をつけ、利用していただくその難しさ。

そして日々終われる事務処理仕事。どこかに比重を置き、スケジュールたて行動する。比重の置き場はその時々変わる為に、またそれも難しい。

難しいことばかりで、それを出来るだけ悟られないようにする、それもまた難しい。

どこか起爆剤はないものか?駆け上がる「はしご」は何処かにないものか?

夜中の1時半、換気扇の音だけがする事務所にいると、心の声が聞こえてくる気がする。



眠たい。このまま続けると、わけのわからない事を書き続けそうなので、このへんで。

しゃらくのみんな、サンキューー     君たちが起爆剤!? きっとそうだよ。


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健康や介護の心配


急に寒くなりました。秋が過ぎ、冬に近づいています。皆様、風邪を引かないよう、お体ご自愛ください。

さてさて、プロジェクト「H1」が順調?に進んでおります。その概要は12月に皆様に告知しますにで、今しばらくお待ちください。

団塊の世代やシニア層は今、自分自身の健康と自分の親の介護の問題を抱えています。もし介護の問題が発生した際、なかなか相談できる人がいません。例えば、会社勤めをしている場合ですと、会社の中の友人や詳しい人を探して相談することができます。しかし退職した後、もし介護が必要になったら、もし自分自身の体に何かあったら誰に相談するのでしょうか?

私達が知っている方々に聞いてみると、やはり「相談する相手がいない」という返答がありました。会社との関係が薄れ、相談相手がおらず、一人でその重みを抱え込むことも多々あります。勿論、行政への相談などもありますが、なかなかスムーズに行きません。

介護や健康に関わらず、経済面や様々な不安があると思います。しかし、その様々な不安は相談先が全て別の期間となり、それがシニア層には可也の負担となっているように思います。そこで私たちは、ワンストップで相談業務を受けれるシステムを「H1」プロジェクトの一部に組み込むことが出来ないかと考えております。

しかし、経済面等の問題に関しては相談にのってくれる協力者がいるのですが、介護や健康に関する相談を受け付けて頂ける方或いは団体がありません。もし、これを読んでくださっている方の中に、そのような方をご存知の方がいましたらご紹介頂ければ幸いです。



PS 本日、またNEXよりNPO法人が誕生しました!!


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